ウエルパス®手指消毒液0.2% 主な製品紹介

損傷皮膚及び粘膜[エタノールを含有するので、損傷皮膚及び粘膜への使用により、刺激作用を有する。]
手指衛生(手洗い及び手指消毒)は病院感染対策において基本的で、効果的な方法です。
しかし、手指衛生については種々の問題点があり、その改善が求められていました。丸石製薬ではこれらの問題点を解決すべく1985年に日本で初めての速乾性擦式手指消毒剤であるウエルパスを発売致しました。このようなアルコールを含有した製剤は米国疾病管理予防センター(CDC)が2002年10月に発表した「保健医療現場における手指衛生のためのガイドライン*」及び世界保健機関(WHO)が2009年に発表した「医療における手指衛生のガイドライン**」で医療従事者の標準的な手指消毒と手術時手指消毒において、非抗菌石鹸や抗菌石鹸より効果的であることが示されています。また、その簡便性から手指衛生の遵守率が改善されやすいことを示した上で、手が目に見えて汚染されていない場合の手指衛生の第一選択薬として記載されています。
*Guideline for Hand Hygine in Health-Care Setting
** WHO Guidelines on Hand Hygiene in Health Care
医療現場での手指消毒薬としての薬効を評価(in vivo)
日本環境感染学会から提案されている「生体消毒薬の有効性評価指針:手指衛生2011」に準拠し、ASTM (US-TFM)標準試験法E1174(医療従事者対象の衛生(学)的手指消毒薬としての評価法)を用いて、ウエルパス手指消毒液0.2%の手指消毒薬としての薬効評価を行い、基準を満たすことを確認しています(「医療従事者対象の衛生(学)的手指消毒薬の薬効評価」をご参照ください)。
術前・術後の手指消毒に適しています。
手指の皮膚保護に配慮した処方です。
天然保湿因子(NMF)及びプロピレングリコールなどの湿潤剤を配合し、さらに、油性成分として、ミリスチン酸イソプロピル及びMPSオイルなどを配合しています。
副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していませんが、下記のような症状があらわれた場合には使用を中止してください。
頻度不明 | |
過敏症 | 紅斑、そう痒感、浮腫等 |
皮膚 | 刺激症状 |