現在の仕事とやりがい


MRの経験を踏まえて、
基礎研究に打ち込む

 学生の頃から医療に貢献したいと願っていました。大学院で取り組んだのは、脳疾患の病態の解明と、その病態に対する有効な薬物の探索です。この医療貢献という思いを一生の仕事にしたいと考え、製薬会社への就職をめざしました。丸石製薬については、実験を通じて全身吸入麻酔剤のセボフレンを使用していたことから馴染みがありました。それがきっかけで興味を持ち、さらに会社での面接時に先輩社員の人柄に魅かれたことから、入社を決めました。
 入社後の3年間は、MRとして東京の大学病院から中小病院、診療所まで幅広く営業活動に従事しました。その後、中央研究所に異動となり、薬理研究に携わるようになりました。実は研究の仕事を手がける前に、ぜひ臨床の実際を知りたいと考え、最初はMR職を志望しました。おかげで医師との面談を通じて、医療現場でどのようなニーズがあるのかを自分なりに知ることができたと思います。
 現在の仕事は新薬を創り出す上での基礎研究で、候補化合物のスクリーニング(選別)が主な仕事です。膨大な数の化合物ライブラリーから有望なものを選び出し、薬効を評価していきます。データや文献、そして経験を踏まえて、試験の計画から実施、検証までを一貫して手がけています。試験の責任者として薬効評価を行うこともあり、責任は重いものの、やりがいの大きな仕事です。

丸石製薬のここが魅力


人間関係を含めた環境の良さが
研究のしやすさにつながっている

 当社は、医療の最前線である周術期領域や、医療全体で関わりのある消毒領域に特化した製薬会社です。それだけにスペシャリティファーマとして、強みのある領域をいくつも持っています。しかも、それぞれの領域が臨床からのニーズに富んでいて、研究者として挑戦のしがいがある仕事が多数存在しています。このことから今後も、医療へのさらなる貢献がめざせるとともに、会社としての将来性の面でも期待が持てます。また、最近は海外メーカーからの導入品に関する薬効評価を手がけたほか、海外の学会に出席して情報収集にあたるなど、世界を見据えた仕事も増えつつあります。
 社風の良さもぜひとも知ってほしい魅力の一つです。先輩や上司などとの距離が近く、研究に関する提案や要望に対して、真剣に耳を傾けてくれます。有益と判断された提案については、取り組みが認められるため、日々、前向きな気持ちで研究に打ち込むことができます。仕事は基本的に、研究員一人ひとりが各自の使命を自覚してテーマに臨んでいますが、一方で連携プレーを大切にして、グループとして研究成果を確実に上げていくのが特徴といえます。
 余談ですが、本社の社員食堂がリニューアルされたことで、室内がきれいになったほか、食事のメニューがさらに充実しています。だから、毎日のお昼が楽しみです。

8:30
出社。メールの確認。そのほか、必要に応じて、前日の試験結果や新たな試験に関する打ち合わせなど。
9:00
試薬の調製など試験に向けた準備を綿密に行う。また、試験の手順などを再確認する。
10:00
昼食をはさんで、午前から午後までラボにこもって試験に集中。候補化合物の探索に向けて、一つひとつの試験を正確かつスピーディに行っていく。
15:00
試験結果の集計、データの検証などを行う。また、次の試験に向けた計画書を起案。
17:00
試験が予定通り完了すれば、定時に帰宅。

将来の抱負


創薬のゴールは遠いかもしれない。
けれども、一歩ずつ真理を探究

 医薬品の基礎研究は、一朝一夕のうちに成果を上げられるものではありません。医療現場のニーズを踏まえて、患者さんのために自分には何ができるのかを常に自問自答しながら、根気強く研究に取り組んでいます。
 今後の目標は、何といっても臨床開発につながる候補化合物を見つけ出し、その薬効を明らかにすることです。数ある物質の中で、医薬品になるのはごく限られたもの。そこにたどり着くのは容易なことではないのですが、自分を信じてスクリーニングに取り組み、成果を上げていきたいと願っています。
 また、研究を深めていく上で必要な専門知識をさらに広く深く身につけ、研究者としての先見性を養っていく考えです。そして、いつの日か患者さんの役に立つことのできる新薬の芽を探し出し、それが医療の現場で貢献できるまで見届けることが私の夢です。

家族ができて、新しい趣味もできました

 東北地方の出身ということで、子どもの頃からウインタースポーツ、なかでもスノーボードに親しんできました。また、学生時代は車で全国各地を旅行するのが趣味でした。今でも家族で旅行に出かけることがあります。(あと7県を訪ねると全国制覇...)最近は、新しい公園を探しては家族みんなで遊んだり、またガーデニングをすることも新たな楽しみになっています。