現在の仕事とやりがい


治験の進行はモニターの力量次第。
信頼関係を大切にして課題を解決

 大学院時代、医薬品を視野に入れた蛋白質の合成をテーマに研究に取り組んでいました。それだけに学生時代から製薬会社に勤めることを意識していました。
 現在、治験のモニタリングを主に担当しています。基本的な仕事は医療機関を訪問して、カルテと試験報告書を照らし合わせ、治験が計画通りに進んでいるか、倫理や安全の面で問題はないかなどの確認を行うことです。
 仕事を進める上では、医師や治験コーディネーターの方々との信頼関係が何より大切です。治験がうまく進むかどうかは、治験モニターの力量が大きく物を言うため、治験が適切に行われるようにさまざまな課題の解決に当たっていきます。
 現在、フェーズⅠ(第Ⅰ相試験)とフェーズⅡ(第Ⅱ相試験)という異なる2つのプロジェクトを担当しています。同時並行で治験が進行するため、準備を万全に行い、医師をしっかりサポートするように心がけています。また、安全性情報については速やかな提供と収集が求められます。
 近年は海外と共同して日本国内での治験を実施するケースが増えてきました。海外の会社と連携して治験を進めていくなど、仕事の中で海外との情報交換が盛んになりつつあります。

丸石製薬のここが魅力


仕事の幅広さと、何事にも意欲的に
取り組める環境に大きなやりがい

 経験を積むごとに仕事の幅を増やし、高みをめざすことができる。それが当社における仕事の魅力だと思います。私の場合、モニタリングに加えて、治験を実施する前のプロトコルの作成など企画段階から取り組む機会にも恵まれました。また、フェーズⅢ(第Ⅲ相試験)のモニタリングの後、承認申請の資料作成にも関わることができ、これまでに臨床開発全体にわたって貴重な経験を得たと思います。そして、治験を担当した施設のデータが申請に使われ、医薬品の承認につながったときは、自分の仕事が医療に貢献できたと、大きなやりがいを感じました。
 当社は周術期の医薬品も多く扱っており、治験の際は麻酔科の医師をはじめとして、外科など幅広い診療科の医師との接点を持ち、臨床開発を進めていきます。それだけに日々、勉強が欠かせませんが、仕事を通じて最新の知見に触れることもできます。そして、日々、医師と接する中で、被験者である患者さんについて「無事にオペを終えることができたよ」という評価をいただくこと。これこそが治験モニターとして最高の喜びであり、仕事を前向きに取り組むための原動力となっています。

8:30
出社。メールの確認、報告書の作成、ミーティングなどを手際良く済ませる。医師に提出する文書の作成などの準備は常に念入りに。
11:00
治験の実施病院に向けて会社を出る。途中で昼食を済ませておく。
13:00
病院を訪問してカルテの照合などを行う。医師との面談前にして、議題を整理しておく。
16:00
医師や治験コーディネーターとの面談。モニタリング時の疑問点や治験を進めていくにあたっての課題について話し合う。
17:00
病院を出て帰宅。仕事の混雑具合によっては会社に戻る。

将来の抱負


患者さんの手元に届いた時のイメージを大切にして

 これまでに、治験の各フェーズでのモニタリング業務を経験することができました。今後は関係部署との連携の中で、臨床開発の計画段階からの取り組みや、承認申請までの道のりを見据えた戦略的な側面からも業務に携わって行きたいと思っています。その結果、新薬を早期に社会に送り出すことが夢といえます。さらに経験を積み、医師の信頼をこれまで以上に得て、患者さんの手元に届いた時のことをイメージして臨床開発の全体を俯瞰しながら、プロジェクトを進められるようになりたいと願っています。
 この会社は、やる気のある人にはどんどん機会を提供してチャレンジさせることで、成長を促すという社風があります。こうした恵まれた環境を活かして、幅広い仕事に意欲的に取り組んでいくつもりです。
 当社は医療従事者の方々より周術期領域での一定の信頼を得ていると感じています。それだけに医療現場の期待にしっかり応えていかなければ、と思っています。これからも患者さんの苦しみを理解しつつ、医療に対して少しでも多く役に立てるように新薬の開発に向けてベストを尽くしたいです。

忙しい中でも、子どもと過ごす時間を大切に

 治験モニターの仕事は業務が集中すると多忙を極めます。それだけに仕事とオフタイムの気持ちの切り替えが大切です。私の場合、三人の子どもがまだ小さいこともあり、一緒に過ごす時間を大事にしています。家の中でゲームをしたり、公園を走ったり、映画を見たりと、普通のことですが楽しい時間を共有すること。それが一番の気分転換ですね。将来は親子一緒になってマラソン大会に出場することが夢です。